写真の花はバラで名前を「ベビーロマンティカ」と申します。コロンとした咲き方をして花びらがオレンジと黄色のグラデーションになっている、すこしバラらしからぬバラです。みなさん「ラナンキュラス?」とか「バラに見えない」とおっしゃいます。私はこのコロンと咲くバラにどうしようもない愛情を抱いています。茎にはトゲがあるものの、なんともいえない愛くるしさではありませんか。
さてバラにはものすごくたくさんの種類があって、そのどれにも名前がついています。需要にあわせて生産されるのでどんどん新しい品種が市場には出回り、私たち花屋もその名前を覚えていくのが大変です。そしてほとんど、ええ多分9割方はカタカナです・・・。これ覚えにくいです。でもしょうがないですよね。生産者の方がどんな風にその名前をつけたのかいつも妄想してます。日本の生産者さんがつけた日本名のバラは妄想が膨らみますし、名前とバラの色や形態がぴったりだと「おお~」と感心したり、大変楽しいです。ピンクバラや赤バラとしてではなく名前とセットでバラを改めて見てみると楽しいと思いますよ。ただ私たち花屋もすべては網羅しておりませんので、名前を聞いて答えにつまるようでしたらご容赦くださいまし。