毎日寒い日が続いています、風邪などひかれていませんか?
我が家は築50年の木造住宅、マンションで暮らしていたころよりはるかに気温変化に敏感になりました。
すきま風も多いため結露とは無縁、ポルターガイストがおこっても分からないほどカーテンも揺れます。
愛犬蘭丸の散歩に一緒に行く時思うことがあります。季節の移り変わりは自分でみつけようとしないとなかなか感じられなくなってきているのではないかと。
今はどこへいくにも車があり、行った先では空調が効いており、機能性に優れた下着や服があり、季節を体感することは確実に減ってきているように思います。
水道管の凍結もあまり聞かない話になってきました。車の暖気運転をしている人も減っているような。
けれど桜の木をよーく見てみると芽吹きの準備をしているのが分かります。
菜の花も咲き始めています。こんなに寒いのに、春の気配なんて感じられないのに、植物はちゃんと季節を感じて着々と成長しているのです。
当たり前のことと言えばそれまでですが、私たち人間は便利で快適な生活を手に入れると同時に季節のかすかな変化を感じとる感性のようなものは置き去りにしてきたのかもしれません。
便利で快適な生活、これを手放すなんてことは考えられません、でも私は季節の変化を感じ取れる力をつけたいです。
外気と同じ温度で呼吸をし、身近な植物や動物を観察する、そんな小さなことでそれは可能なのではないか、蘭丸にいいように引っ張られながらそんなことを考えました。