ピアノの発表会につけるコサージュのご注文を頂きました。
小学生のお嬢さんがパープルのかわいいワンピースにつけます。ワンピースにはフリルがたっぷり入っいて、とてもかわいらしい雰囲気だったのでパステル系のピンクを選びました。ブルースターの水色とよくあってます。
バラの花びらにはラインストーンをつけてみました。素敵な発表会になりますように。
さて皆さんは胸に花を飾ったことありますか?
造花のコサージュは安全ピンがついていて割と簡単につけれますが、それでも着ける生地やコサージュの重さによって厄介な時があります。
生花になると重さもあるし、触りすぎると花びらを傷つけやしないかとひやひやします。普通はコサージュピンという待針が少し頑丈になったようなピンで留めるのですが、これがなかなか厄介・・・。針先を自分の方にむけて一度生地をすくってコサージュに刺して、さらに生地をもう一度すくう・・・、やったことのある方ならなんとなく簡単そうに聞こえてけっこう大変、というのよくお分かりではないでしょうか?
つけてみたらコサージュが重みでだーっと下向いてたとか、生地がつっちゃってたとか。生花のコサージュやヘアード(髪飾り)はいかに軽く仕上げるかがとても重要になります。
花首をワイヤーで固定して作るのですが、どの番手を使うかで重さも変わったきます。なるべくしっかりとさせたいからといって太いワイヤーを使うと重くなり、軽く仕上げようと細いワイヤーばかりでは花首をキープ出来ない・・、花首をキープしつつ必要以上に重くならないワイヤーを選ぶのもフローリストのテクニックです。
そしてピンにもこだわりがあります。普通はコサージュピンを使うと上に書きましたが、こちらのご注文のコサージュにはそのコサージュピンは使っていません。
代わりにマグネットピンというものを使っています。文字どおりマグネット、磁石で出来ているものでペアになっている片方をコサージュに固定して服の下に相方をいれてコサージュを装着します。
かなり強力なマグネットを使っているため、ペースメーカーを使用されている方には注意が必要ですが、一般的にはとても便利なものです。服に穴をあけることもありませんし、簡単に着けれるので花びらを傷つけることもありません。特にお子様には安全です。
こうした便利なものを使ってもっと気軽に花を身につけれると楽しいですね。