ガマでございます。またもやご近所さんが持ってきてくれました。生け花などに使われるのは
一般的にもっと小さい「姫ガマ」なのですが、こちらは本家のガマでございます。以前持ってきてもらった時にあまりにも立派なので
ディスプレイに使おうかなと思っていたのですが、ガマを見たお客様の何人かが「あら、懐かしい」と
少しづつお持ち帰りになられ無くなってしまいました。それを話したら、本日くりの木の店先に知らぬ間にどーんと届けて下さいました。ありがたいことです。
何年か前にドイツへフラワーアレンジの勉強に行きました。有名な先生のアトリエで1週間ひたすらフラワーアレンジの勉強をするという、なんとも素晴らしい機会に恵まれたのです。朝は日の出とともにアトリエに行き午前中はレクチャーを聞き、ランチのあと実際に制作です。ものすごく集中して制作して講評を聞いてから、先生のところのぶどう畑のワインをよばれる、そして夜は地元のパブでドイツビールを堪能、いやあ、楽しかったですね。あ、いえフラワーアレンジが楽しかったんですよ。話がそれましたが、そのときに先生が多用していたのがこのガマなのです。ドイツでガマとは意外だったのですが、先生はガマの葉を剣山で裂き、編んだり巻いたりいろんなことに使っていました。
田んぼに生えてるとあまり目をとめないのに、先生の手にかかるとそれはそれは素敵な作品に仕上がって
素晴らしかったです。それ以来ガマを見かけるとお宝がそこに生えていると思えてきます。私の住んでいる地域のガマの生息地はだいたい押さえました。あとはそれを拝借して素敵な作品を作る機会を待つのみ。ただまだ具体的なデザインは浮かんでないんですけどね、えへへへ。